『リンダ リンダ リンダ』を観る。


あらゆる青春とは「ベタ」でありあらゆる青春映画は「ベタ」となる。つまりブルーハーツが好きな子もブルーハーツが嫌いな子も等しく「ベタ」。あとはいかにしてその「ベタ」を細部にいたって緻密かつ繊細に描ききるか。その点で「リンダ リンダ リンダ」は最高の青春映画。なんで韓国人の女の子がボーカルなのか、なんでブルーハーツで「リンダ リンダ リンダ」なのか、ってことにさほど意味がなさそうなとこもよし。でももしもそれが「リンダ リンダ リンダ」じゃなくて「青空」だったらちょっと変わったかも。ていうか女の子みんなカワユス。前田亜季があんなに魅力的な女優さんだっただなんて気づかなかったよ。