フェルナンド・メイレレス監督『ナイロビの蜂』を観たよ。


シティ・オブ・ゴッド』のイメージで期待して観ると肩透かし食らうけど硬派でまっとうな映画なのでは。ストーリーに取り立てて目新しさはないけど随所にメイレレス節のようなものが感じられて退屈しなかった。生々しさやスピード感もあって。逆にこういうまっとうな映画も撮れることを証明したことは今後のメイレレス監督のキャリアを考えると作品の内容以上に重要なことだったのかも。アカデミー助演女優賞にノミネートされてるみたいだし。でもわざわざ映画館で金払ってまでは見ないかな。仁義シリーズみたいに『シティ・オブ・ゴッド』の世界を年代記風に撮り続けてみるのも面白そうだけどね。