六本木ABCだいぶ持ち直してんじゃん

junjunko2005-09-01

あー今日から9月。鬱陶しい学生連中の夏休みも終わりやっとこさ街からガキがいなくなるぜ。というわけなんだが特にやることも行きたいところも思い浮かばずああだったら!ということで六本木までヴィム・ヴェンダースの新作『ランド・オブ・プレンティ』の試写に出かける。早めに六本木に入りドンキ近くのスタバで週刊文春でも読んで暇つぶし。マドンナ刺客のスキャンダルに特に関心もないけど目を通す。でもどうせ小選挙区で落っこちても比例で受かるようになってんだろ?だったらどんな淫乱女だろうがなんだろうが関係ねーじゃん。20分前に試写室に入ると思いのほかガラガラな感じであーヴェンダースも業界筋からもそんなに人気のある映画監督じゃなくなっちゃったのかなあと少し寂しい気持ちになる。でもかく言う私もスクリーンでヴェンダースの作品を見るのは初めてなんだけどねえ。まったく関係ないけど『パリ、テキサス』のライ・クーダーのギターってジョン・フェイヒィそっくりじゃない。安易に郷愁感誘うとことか。もちろんこれは否定的な意味じゃなくて最高の賛辞として言ってるわけだけど。で、映画はなんだかよくわからない代物。ただ試写終わりに佐高信似の眼鏡かけてちょい禿げかかった黒いTシャツの男が配給会社の人に「あんな描き方はヌル過ぎる!腹立った!」といきり立ってたのは見苦しかったな。まあ気持ちもわからなくはないけどそういう押し付けがましい反骨精神というか理想主義ってむしろどんどん現実を悪い方向に転がしていくだけのような気がするんだけど……すべてにおいてね。そんなこんなで菊池成孔「CDは株券ではない」読了。相変わらずすごいスピード感と密度。言ってることはわかったりわからなかったりわかったような気になったり。でもとにかく圧倒的な読後感で楽しめました。で、まったく関係ないけどClap Your Hands Say Yeah!の『Clap Your Hands Say Yeah!』最高。もろトーキング・ヘッズだけどその意味において完璧。完璧なコピーという意味じゃないよ。fromニューヨークだって。明日からまた八王子が始まるので早く寝るようにしまひょ。